大学の時に、友だちと一緒に合宿免許に参加しました。
合宿免許を選んだのは、女の子と知り合えるかなあといううわついた気持ちからでした。
結果は、僕らのような男が多くて、それほど素敵な出会いがあるわけでもありませんでしたね。
でも、逆に男同士で仲良くなってワイワイやりながらの修学旅行気分で楽しかったですよ。
その日に習ったことを話題にしたり、教官のことをネタにして話したりしてね。
そういうのって、高校を出るとなかなかないでしょ。
それだけでもよい体験をしたなって思います。
また、お互いがライバルというか、講習の進み具合や実技での進歩の競い合いをするから、
かえって進み具合がよかった気がしますね。
教習が苦にならなかった。
半クラッチや坂道発進、縦列駐車とか、自分が苦手な運転の話をする。
そうすると、器用で上達も早いやつが「ここは、こうしてな」とか
「そこで焦らないことなんだよ」とか、まあ半分馬鹿にしながらも教えてくれるわけですよ。
悔しいから必死になる。
自分だけ置いていかれたくはないし。
だから不思議と身に沁み込むんですね。
教官とも、フランクに話せるようになれます。
どこから来たとか、参加者とは友だちになれたかとか、
教習の話以外も出来るので、あまり緊張したりすることもなかった。
ガツンと集中して教習するわけだから、
そういう気持ちで学んでいると飲み込みも早いんですよね。
地元の教習所に通っているヤツは実技を予約するのもたいへんだって言っていて
ずいぶんかかったみたいだけど、そういう話を聞くと割と簡単に取れたなって実感できますね。
僕の合宿免許の場合は、場所がずいぶん遠くの田舎町だったので、
ちょっとした旅行気分も味わえましたし。
友達になった男連中と、数少ない女性の参加者を誘って観光も楽しんだんですよ。
空気が澄んで美味しいとこで。
免許を取ったら今度は車で来ようぜなんて言ってましたね。
その時撮った写真があるけれど、もうすっかり何十年来の友だちのような顔をして写っている。
行った場所は遠かったから、多少は面倒くさい想いもしたかもしれないけれど、
そういう意味では楽しみながら免許を取れたのでよかったですよ。
よい思い出も残りましたしね。
免許だけじゃなく、ちょっとした思い出も得られる、そんな喜びは、あまりないと思いますね。